社会的責任投資について
コラムその23  2004/6/10

初心者投資の週1コラムは木曜更新です。
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↑徒然なるままに↑


社会的責任投資(Socially responsible investment 、CSR)、最近よく聞く言葉なのでちょいと考えてみました。社会的責任投資とは、企業が社会的な責任を果たしているかどうかを考慮に入れて投資することです。

米のエンロン等の企業不祥事を受けて、脚光を浴びている新投資手法です。ちなみに、ヨーロッパではメジャーだそうです。(ヨーロッパでも大型スーパー等の不正経理が見つかりましたけどね^^)


企業は、利益追求や雇用を生むだけでなく、社会・倫理・環境の責任を担うものとして位置付けられている、ということです。

たとえば、ナイキはベトナム等のアジア生産で、労働者の劣悪な環境が公表され、批判に晒されました。もちろんのこと、公害をおこさない、工場から有機物質は出さしめない等々、この社会的責任投資は、株主に対して財務分析だけではなく、企業分析に新たな視点を持ち込むものと考えています。

最近は社会的責任投資を受け、企業は「CSR報告書」を提出、公表するようになりました。日経のよれば、当初CSR報告書は「イトーヨーカ堂」と「ソニー」だけでしたが、今年は日産・松下・資生堂といった大手企業がこの報告書を出すのです。

わたくし、環境に優しい工場・社員をキチンと扱い過労死させない・消費者を騙さない・・・というように、企業が社会的な責任を果たすことについては、素晴らしいことだと考えます。

ただ、それが、企業の重荷になってしまえば、いわば、無駄なコストを1円でも増やすものならば、反対です。基本的にこの「社会的責任投資」は、企業のブランドイメージを上げる効果が一番の念頭作業かと考えます。

ブランドで勝負が決まる自動車・化粧品は、やってもよい、つまり割に合う部類に入るでしょう。しかしながら、企業の売りがブランドではなくその能力(生産能力・流通、価格競争力等)であれば、イタズラに無駄なコストが増えるだけでしょう。

一昔、ISO〜〜がはやりましたが、今はどうでしょう?

これまで、わたくし、ISO〜〜だから投資することをした事がありません。有価証券報告書や四季報等で、こっそりISOとかかれて、フーンと思うくらいでした。

結局の所、自分の企業の強み・弱み・特徴を押さえた経営者が重要な事になります。ほかもやってるからやる、というのでは、決して株主は、納得できないでしょう。
良き株主・良き経営者・良き事業、そんな企業の株を所有したいものです。

単的な感想
最初にやった人は良きことだが、必ず悪用されるものなのです。




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