年金改革の「マクロ経済スライド」
コラムその24  2004/6/17

初心者投資の週1コラムは木曜更新です。
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このマクロ物価スライドが今回の年金改革の目玉です。そこで今回のコラムはこの「マクロ物価スライド」について、解説します。


この「マクロ経済スライド」とよく似た言葉に「物価スライド」があります。物価スライドはその名の通り、物価に連動して年金額が変わるシステムを指します。

これまで、私は年金についてあまり好意的な意見はいいませんでしたが、好意的な意見のうちこの、「物価スライド」については賛成していました。
逆に、この物価スライドがなくなれば、もはや老後の支えにはならないので、天地神妙にかけて保険料を払わなくても良いと主張します。
インフレは資本主義経済の前提であります。正直、いまのデフレが異常なだけで物価は上昇してしかるべきだと考えます。物価の上昇に対して所得能力のない老齢世代は無力ですから。

さて、物価スライドが「年金制度」の支給面での根幹をなしているのですが、「マクロ経済スライド」となると、暗雲が立ち込めていました。


まず、はっきり認識してほしいのは、「現役世代の手取り収入50%」についてです。ニュースでよく聞くこの50%は年金受給開始である65歳の時にだけ保証されます。

このマクロ経済スライドのキーワードは「0.9%」です。この言葉は覚えておいてもいいでしょう。この数字は、@65歳の年金受給時に、A65歳以後の年金受給のときに使われます。

1のときは、「名目賃金上昇率」から「0.9%」を引いた割合分が、前年度の年金額に加算され〔というより、当然の修正がされ〕ます。

2のときは、もう年金を受給していますが、年金額の修正計算が変わってきます。それは、「物価上昇率」から「0.9%」を引いた割合の率が年金の修正となります。たとえば、物価上昇率が年1%とすると、1−「0.9%」で0.1%修正されます。

5%なら5−「0.9%」で、4.1%修正された年金となるわけです。つまり、毎年の年金について物価上昇率のうち「0.9%」分は勘弁してくれというのです。

1%くらいいいかぁ〜〜と思いがちなのですが、なんと、これ毎年ですのよ。ですから、物価が毎年上がればあがるほど、〔多分あがるものなのですが〕実質的な年金は目減りしていくのです。毎年「0.9%」マイナスの複利計算なのですから^^

ですから、実質ベースでは現役世代の手取り収入50%には、歳をとるにつれてどんどん、かけ離れていきます。歳を追うにつれて、実質の(現実の)物価かけ離れていく年金が支給される事になるのです。
日経の試算では、現役世代の手取り50%維持できる世代はありません。世代のうちで、割に合うのが、「夫・会社員で妻・主婦」のモデルです。

づ〜〜と単身男性だと現役の30%代と、どうも困ったことなります。今回の改正は、物価スライドは廃止しないけど、ちょいとスライド分を減らさせていただきます、すいません、ということです。

今本当に、年金について、この膨大な既得権益の塊について、話し合うべきではありませんか?私は戦艦大和にのって沖縄特攻をするほど馬鹿ではありません。もういちど、この国の政治・選挙による参政いう基本的なことを考えませんか?

単的な感想
うまいことやるなぁ〜〜絶対素人にはわからんわ




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