不正会計ということ
コラムその4  2004/1/29

初心者投資の週1コラムは木曜更新です。
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欧州の大手食品会社や人材派遣会社の会計に大きな疑惑が起こっています。会計には幾つかのタイプがあります。代表的なのは企業会計と税務会計のふたつが挙げられるでしょう。

企業会計は、企業会計原則とかいうややこしい規則の下に作られた報告書です。企業がそのルールに基づいて作る貸借対照表や損益計算書などですね。税務会計は、税金を考慮した会計です。

例えば、あるゲームソフトの会社があるとします。ライバル会社が凄いパソコンやソフトを導入しました。製作するための機械はすぐに時代遅れになってしまいます。そのため、減価償却を2年とみて、計上しました。

(つまり、2年で機械はぼろになって価値がなくなる、と考えます。)

しかし、税金の計算上、機械は5年で減価償却されます。そう決まっているのです。(多分。機械や業種、特例などは考慮に入れず。細かい点はわかりません。)

機械を100円とすると、
企業会計では、減価償却費50円。
税務会計では、減価償却費20円。
となります。

利益が200円だとすると、企業会計では「150円」。税務会計では「180円」となります。同じ会社でも、評価方法や計算方法が違えば、数字は変わるのです。

「バフェットからの手紙」の第5章「会計と税金」に極端な笑い話があるので、参考までに読んでみてください。

株式投資を決定するために、その財務諸表を見る、ということははずせません。しかし、
この財務諸表は『スタート』であって、『終わり』ではありません。もっと言えば、少しウソが入った、不正確かもしれない、中途半端な、それでいてシックな、資料を集めたに過ぎません。

こういった性質を持った資料をもとに、『レポート』を書く気分で、財務諸表に臨むくらいの気持ちでいいかと思います。

女性はお化粧をします。

それ自体、否定することはできません。自分をキレイに見せたいのは、何も年頃の女性ばかりではないのです。GOOGLE で『利益操作の研究』と検索してみてください。『利益操作の研究』というPDFがありますので、なぜそのような事が起きるのか、について非常にためになります。

単的な感想
投資先の企業、その業種について知りすぎるということはない。




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