その59  2005/2/17
社会保険庁−国民皆年金制度

初心者投資の週1コラムは木曜更新です。
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社会保険庁が廃止の方向性に進んでいます。有識者会議で新組織を念頭に、独立行政法人か民営化のほうへシフトしていくとのことです。

現在(2005/2/10)では、「議論が始まった」状態なのでアレですが、この改革を考えていく上でなにかと日本の保険・年金制度のバックグラウンドが解るネタを紹介したいと思います。

さて、前回のコラム(その58)では、国民皆保険制度にはある一定の理解を示した私ですが、こと、この国民皆年金制度は非常に懐疑的です。

この国民皆年金制度の欺瞞についてはこれまでのコラムやら、当サイトでのコンテンツで紹介したように不合理だとしかいいようがありません。もう・・・なんていうのでしょう、ひどいです。特に、厚生年金は本当に都合よく使われているなぁとしか思えません。

まあ、愚痴っても仕方がないのでアレですが、少し皆さんに試してみてもらいたいことがあるのです。

それは、資産運用の相談等でこのような質問を発してもらいたいのです。社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー等に対してです。この質問は、被質問者がどちらの方向を向いているか、非常にいいテストのなると思うのです。

それは、「年金は割にあうものか?」という質問です。この質問に対し「運用期間、運用額等を踏まえてみて、全く割に合いません」といった人は信用に値します。少し、財布の紐を緩めていいでしょう。

「国がやることですからねぇ、ニヤニヤ」こんな人も及第です。

逆に「年金の効用は保険的な意味もあるので一概にいえない」「福祉的側面があるので割り切れない」「世代間扶養ですので、一部、割にあわない」とかいいだしたら、とっとと帰りましょう。それは真実的欺瞞です。



真実的欺瞞・・・難しい言葉ですね。でも、彼らの言うことは間違いなく真実です。ですが、顧客(クライアント)に対してはその職務上、怠慢であり保身です。オカネの相談者はどんなに頭が切れる人よりも、誠実であることが大切です。

何があってもです。顧客のオカネの環境に対し、誠実に答えるのがその職業倫理でありましょう。

社会保険庁が、我々の保険料を、ま、受託者としては理屈に合わない名目で支出してましたが、それは問題の根でなく葉っぱの部分です。そんなもん、お金が集まる財政については普遍的なことです。

問題は、どのようにして運用したのか、ということなんです。「運用責任者」してどうなのか、ということなんです。年金の運用はどうなっているのか、はっきり国民に明示すべきです。

細目はいいので、どのくらい運用成績が上がってるのか、「保険料の未払い通知」やら「年金教育パンフレット」を配布する前に、まず運用責任者としての義務の遂行の結果を明らかにしてほしいのです。

「会計」=アカウント、とは説明責任という意味があります。社会保険庁が解体的で直しをしたとしても、この「アカウント」を果たせる機関でないと、どんな形態であれ無意味なのです。

こう考えてみてください、厚生年金というファンドを買いたいかい?と。その運用成績を見て、おそらく多くの人が買うのを控えるのではないでしょうか?

しかし、買い控えはありません。そこが、国営の強みなのです。

単的な感想
われわれの政治体制を民主主義というわかりにくい語句ではなく、お金チェック主義といいませんか?

ちなみにわたし、政治学の出身です^^;



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