| プロフォーマ利益(見積もり利益)とは、アメリカのITバブル時に、最も横行していた会計のまやかしです。バフェットがクソミソにいったEBITADもこの会計のまやかしのひとつです。 例えば、のれん代の償却を行っていないときの利益を計算してみたり、配当を支払わなかったときの利益を出してみたり、投資有価証券(関連会社への出資金などなど)の損失がなかったときの利益を出してみたりしたのです。
赤字なのに、致命的な赤字じゃないみたい、な効果があるのでしょう。
こういった会計のまやかしが大手を振って通用していたのは、やはり「バブル」であったからとしかいいようがありません。
単に、企業側の「意見」なんですけどね、プロフォーマ利益(見積もり利益)。
単純にいえば、「去年のあなたの貯金はいくらですか?」と聞かれたときに、あーだこうだ理屈をいって食費を支払わなかったこととした数字を出したとしましょう。
馬鹿にしているのか?といわれるのが落ちですが、これが大人の世界の理屈なのでしょうか?、みんながハッピーならうそでもいいじゃんんというわけで、企業会計の改ざんではなく、演出が始まったのです。

こういうわけです。
演出の聞いた財務諸表の提出→すごいじゃん→株価アップ→ストックオプションの価値がアップ→経営者もまた、スパイスの効いた会計報告をする→すごいじゃん
みんな、得をしているわけです。
経営者は報酬が上がる。
株主は株価が上がる。
従業員もストックオプションがあれば、儲かる。
証券会社も売買手数料がアップ。
国も税収が増える。
ね、だれも損はしないのです。だから、小学生でもわかるまやかしがこれでもかと横行したのでしょう。当時、聞いたことがありませんか?
「アメリカの財務諸表は透明性があるが、日本のそれはない」とかいう理屈を。「アメリカの会計制度は世界で一番信用できる」などなどの礼賛をです。

今から見れば、何でこんなばかばかしいことがあったのか、首をひねってしまいますが、これが「バブルの力」なのです。
当時のリスクとは何を指していたのか、大変わかりやすい解釈が、「新 賢明なる投資家」に載っていました。
「リスクとは株を買い損ねて、儲け損なわないこと」
家の隣のおっさんがどっかのIT株を買って、その儲けで新車を買い換えたら、多くの人が釣られてしまうのではないでしょうか?
これが何年も続いたら人は麻痺します。間違いなく。
わたしはバリュー投資っぽいフォーカス投資を行っていますが、そんな「株価の上昇期」買わずにいられるかどうか、それをひとつの試練としています。
隣の奥さんが、友人が、同僚が、適当にダーツで投げて決めたような株式を買い、瞬く間に数百万、数千万の利益を獲得し、ベンツやセルシオ、ブランド物で固めても平気なのか?つーことなのですよ。
「素人が入ってくると相場は終わり」というのは、よく聞かれる相場の名言です。
アメリカであったことは、日本でも起きます。単に企業の意見でしかないのに、それを「建前上」信じて、信じたフリをして大金をかけないように。結局、儲けを吐き出してしまいますよ。
これから、どんな会計のまやかしが起きるのか、非常に楽しみです。いくつかの「コレ、はやりそうやなぁ」があります。
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