その72  2005/5/19
ひとつとして同じ株はなし

初心者投資の週1コラムは木曜更新です。
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この世に似ている人はいるかもしれないが、同じ人はいない。

そんなことは誰でも知ってることですが、なぜか、株を考えるときには、A社の株価はこうなったから、B社もこうなるはずだ、と考えてしまいます。

リンチも口を酸っぱくして言ってますが、株も同じで、ひとつとして同じ会社など存在しないのに、その企業が同じような状況になったとき、前例となった株の動きに拘束されてしまいました。

今回のコラムはそんな愚痴です。

西武鉄道が有価証券報告書を偽造して、株主数を意図的に誤ったままで報告していた事件がありました。この事件の結果、西武鉄道は上場廃止になり市場から撤退してしまいました。

ばれる前とばれた後の株価の凋落振りが激しかったのを皆さんは覚えてるのではないでしょうか?

ばれる前は赤字であるし、配当もなくべらぼうに高い値段でしたが、ある一時に売られていた価格になると非常に魅力的になっていました。

はっきりいって、西武鉄道の顧客は、西武鉄道の有価証券報告書を見て列車に乗るのではないのです。有価証券に偽造があったからといって、皆が通勤や通学にバスやタクシーに変えるわけでもないのです。

売り上げは変わらないと。

基本的に鉄道は、「独占」なんですよね。

有価証券報告書のウソよりも、そもそも、上場の最初のときから、ウソ状態のまま上場できてしまったほうが問題なのですがね。

この「独占」が魅力ですし、利益が出ていなくても、PSRで計算すると、極めて他の同業よりも魅力的な価格になっていたのです。

しかし、利益が出ていないのでもう少し、安全圏を高くしてないと買えません。上場廃止になっても持ち続けてもよい株です。

結局、西武鉄道は他の市場での上場が模索されているため、買戻しが起き、価格が魅力ではなくなったので買うのはやめました。

さて、このコラムの作成日の前日、9007 東証1部 小田急電鉄(株)に名義株が存在していたことが判明しました。

第二の西部がキター、というわけで早速、調査開始です。ところが。。。

この名義株は解消しているようで、東証が監理ポストへの割り当てを見送ったため、糞面白くない結果になってしまいました。

利益も出ているし配当もある、上場廃止になっても、こんな株は孫へのプレゼントに最適と思っていましたが、それも淡い夢に終わりました。

なかなか、魅力的な価格というのはないものです。投資の多くはこの徒労感に耐えないといけないのでしょうねぇ、これからも。

単的な感想
だけど何があるのかわからないのが、アレね。



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