その74  2005/6/2
サラリーマンが高額納税者

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サラリーマンが確定申告で1位になり、それが投資顧問会社の部長だというではありませんか。その納税額は37億。まーすごいですな。

とはいえ、よくよく関連記事を読めば、なるほど唸らされる履歴を持った人だと思いました。

以下はヨミウリオンラインの記事ですが、言わんとするエッセンスはこれに十分詰まっています。

国税庁は16日、2004年分の確定申告で所得税額が1000万円を超えた高額納税者を全国の税務署で一斉に公示した。


 公示対象者が4年ぶりに増加に転じ、上位の納税額が大型化するなど、景気回復傾向が反映されたとみられる。上位100人では、オーナー企業の経営者らが顔をそろえる一方、業績に応じて巨額の成功報酬を得た金融マン6人も入り、投資顧問会社「タワー投資顧問」の清原達郎運用部長(46)がサラリーマンとして初の番付トップになった。納税額は歴代12位の約37億円で、約100億円の報酬を受け取った計算になる。

 トップの清原部長は02年分の番付で納税額約4億円で31位に初登場、03年分で約8億円で8位になった。

 1981年に東大を卒業後、野村証券に入社。その後、ゴールドマン・サックス証券など複数の外資系金融機関で投資部門の責任者などを務め、98年、タワー投資顧問(東京都港区)に移った。

 タワー投資顧問は、大手金融機関や外資系金融機関の系列に属さない「独立系」の投資顧問会社。90年設立で、役員と社員は計15人だけだが、運用する資産の総額は約2600億円に上り、国内に二十数社ある独立系投資顧問会社の中では最大規模という。

 同社は、大企業から企業年金を募り、その資金を元手に、国内企業の株式などに投資して運用。年間約3000社を直接訪問して財務内容などを分析し、本来の企業価値と比べ割安な銘柄を見いだす手法が特徴という。

 清原部長らが運用しているのは、「タワーK1J」というファンド。株安と低金利のなか、99年の運用開始から毎年15―35%の運用実績を上げ03年度には102%もの驚異的な利回りを達成した。今年3月までの6年間で、元本が6・4倍にも膨れ上がった計算になるという。同社は、「能力があり、大きな実績を収めた社員に高い報酬を支払う方針」。
同社の今年3月期の営業収益は、前年の約3倍の150億円近くに上るが、清原部長がその3分の2を成功報酬として受け取った計算になる。

YOMIURIONRINE-2005.5.16

こういう記事を見て、なんとも嬉しくなりました。夢なき世の中といわれる中で、これほどカックイイ夢もないでしょう。

ぱーーんと普通の人の、一生分以上のお金を稼ぎ出すのですよ。

報酬が100億弱というのは、普通の勤め人や中小企業の社長では考えられない額です。

なにより、「能力があり、大きな実績を収めた社員に高い報酬を支払う方針」ということが何より投資の妙を述べていると思います。

それは、株式投資は、個人の能力如何なのだということを。もちろん、調査に当たってはチームプレイも必要でしょうが、チームワークがうまいだけで勝てるのではないのが投資というものです。

個人の能力というのがここまで評価されたのも面白いと思いますし、やはり、能力如何なのだということを暗喩しているように思います。

でなければ、この投資顧問会社は、営業利益の3分の2を、従業員の報酬に支払うこともないでしょう。

逆に、あの青色ダイオードはのぅ。。。

会社人間の最大の要因となる、チームワークバカ幻想を打ち砕いた素晴らしい出来事だと思います。ようやく集団主義幻想を超えた時代に入ってきたのだな、と深々と思います。

経験とカンと修練、それらを追求していけばこれほど巨額のゼニを掴めるのだということを子供たちにも教えるべきでしょう。

新しい時代には新しいヒーローが必要だと。

なにより「年間約3000社を直接訪問して財務内容などを分析し、本来の企業価値と比べ割安な銘柄を見いだす手法が特徴という。」というのが嬉しいではありませんか。

まだまだ、いや、これからも、バリュー投資は健在ということなのですよ。

単的な感想
企業訪問を重視するのはリンチ流ですな。



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