その75  2005/6/9
相場師たちを読む

初心者投資の週1コラムは木曜更新です。
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最近は、相場師の関係書籍をたくさん読んでいます。

最初は投資法が違うため、ヘンな影響を受けるかなぁと思っていましたが、それがどうしてどうして、相場というものを相手にする者の経験は、投資法のやり方如何が違っているとしても、通じるものがあります。

テクニカル分析や短期売買、デイトレーダー、長期投資にせよ、市場とどのように付き合っていくかが、方法如何に重要なことだと考えています。

株式投資は方法論がいかに優れているとしても、「如何にうまくやるか」が重要です。私のお気に入りの書籍に「ウォール街で勝つ法則があります。

この書籍は、銘柄の選択にあたってどのような指標の組み合わせが妥当かを延々とグラフを提示してくれる、非常にエキサイティングな一冊です。

が、しかし、この本の作者のオショーネシーさんは、この本に基づいた投資信託を数種類、販売しましたが、この投資信託、全然、成果を挙げられずにもうすでに、他の証券会社の投資信託に吸収されました。

成績も市場平均以下で全く、爆笑するほどつまらない成績です。

ま、この投資信託、過去の良好な成績をたたき出した指標を以って銘柄を組み込んだのですが、最大の欠点は、会社を、事業を見ていないことでしょう。

この投資信託は、結局数年しか持たず、顧客離れが起きてしまったのです。そもそも、この投資信託は過去数十年のデータに基づいた結果をもとにはじき出された仮定を持って銘柄を組み込んでいるわけです。

そのデータのなかには、ボラテリィリティも含まれており、30〜50%以上の変動があることも知っているはずです。高々、数年の成果で判断できるものではなく、この信託の結果はもっと先にならないとわからないものです。

この本は内容的に非常に示唆があるばかりか、そのリアルの姿も教訓になります。そう、わたしたちは、数年、低い成績にみまわれたとき、どのようなデータがあったとしても、耐えられないということです。

このウォール街で勝つ法則の作者オショーネシーさんの投資信託は、その寿命の終わりのあたりから皮肉にも、成績が上昇したのです。

まさに、ありがちな「ド素人相場失敗物語」ですね^^

この本と会社四季報CD−ROMの組み合わせで大変、お得のある企業を発掘したので、銘柄選択以上に、このようなオチまで付いて、とてもいい勉強ができたと思います。

さて、相場師の話ですが、彼らのように相場を相手に、上がり下がりする世界の心の持ちようはなんだろうかと考えたとき、やはり、ありふれたことですが平常心だとしか言いようがありません。

1円の上下で数億、数十億の値幅など、想像もできない世界ですが、そういう世界で、適切な判断を下すにはやはり、平常心だと思います。

意外に、是川銀蔵のように、企業の動向をじっくり研究していく相場師もいます。なんだ、結構、食わず嫌いであったのぅ、というのが最近のおいらです。

書籍で相場師の話を読んだとしても、畳の上の水練で仕方がないものですが、それでも、うわぁ・・・・・・・という胃が逆転するような感情の起伏時に多少、抵抗力が付きます。

単的な感想
読んでいて痛快なのも相場師の本の面白さです。



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