うすうす、感じている人もいるかもしれませんが、わたしはこの「ライブドアショック」と「ヒューザー小嶋社長の証人喚問」を同時期に当ててきたのには意図的な作為があると思います。
これは本の読み方の方法論のひとつですが、「問題が解決されたときにどうなるか?」という批判的な読書の方法があります。
この観点から「ライブドアショック」と「ヒューザー小嶋社長の証人喚問」のふたつの問題を考えて見ましょう。
株式投資というのは粉飾決算・化かし合いが「厳然と存在している」ゲームですよね。そういうものはみな、知っていてやっているでしょう。
株式投資が人をひきつけるのは、マネーゲームの側面があるからです。
そういうゲームであることを認識してやっているわけです。
粉飾があった、風説を流布した、というのもゲームの部分だと知りながらやるゲームが株式投資です。
ハッキリいって、ライブドアショックで損害を受けた投資家に対して、保護する理由はないでしょう。「そういうゲームと知っていてお金を投下したわけです」から。
少なくとも、そういう世界の存在を知らないというのは、ゲームに参加する資格すらありません。
対して、「ヒューザー小嶋社長の証人喚問」の問題は、質が違うと思います。
偽造の存在をわからないで、知らないで買ったんですよ。
建築確認が下りていたら、普通、信じますわ。
長年の偽装の歴史がある財務諸表絡み・証券市場絡みの問題とはわけが違うでしょ、と。
この耐震偽造の問題は、株式投資のルールを知らないのとは、同列に扱えないと思います。
家を買うには、値段や立地、ローンのことから始まり、いちから、建築のことについて勉強して、書類の形式・内容まで確認してチェックして、、、そこまでを強制させる商取引は「取引」なのでしょうか?
問題の重要性は、明らかに耐震偽造の問題にあるといわざるを得ません。
さて、「問題が解決されたときにどうなるか?」の観点から結論を引き出します。
ライブドアで問題になっている、風説・粉飾決算はこれからも起きます。
だいたい、業績が悪くなればします。自然現象です。
ホリエモンを叩いても、それほど進歩はないです。
対して、耐震偽造の問題は今後、絶対に起きてはならない問題です。
信用という取引の基礎的な部分を崩壊させた、看過できない問題だからです。
みんなの生活に直結している問題だと考えます。
この建築の耐震偽造の問題は、もっと追及すべき問題です。
おそらく風化していくと思います。
わたしたちがこの事件で学んだことは、大きなお金を使うときはたくさん研究しよう!ということです。そのために、いろいろな人脈を作っておかないといけない必要性を痛感します。
中堅ゼネコンの知り合いからこの事件を聞いたところ、「(耐震偽造は、)普通ですよー。でもやりすぎちゃいましたね。あれほどのことは、良心を売らないとできませんわ」「流石にうちでも、仕事が来なくなるからできないわ」とのことでした。
あーーそうなんだと納得。
たくさんの業界人と知り合いになろう、と思った事件でした。
個人の力など、どれほど追求しても、多寡が知れていると素直になりました。
|